選挙戰いまたけなわ

統一地方選挙、参議院議員、衆議院議員選挙と、この昭和22年4月は「選挙の月」。

選挙啓もうのための講習会や、各党の立会演説会が開かれるなど、投票日を前に選挙戦は白熱化している。

内容：

昭和22年4月2日、横浜で開かれた婦人指導者のための講習会。

「ＦＲＹＡＲ　ＧＹＭ」と書かれたアーチ型の入り口と体育館の丸屋根。

講習会に集まった、2,000人の婦人たち。

「民主主義とは何か」を話す、ドノバン女史と聞く婦人指導者たち。

4月2日、選挙管理委員会を訪ねる労組の婦人たち。

資格審査調査表閲覧所で、立候補者に戦争犯罪人がいないかどうか係員に質問する婦人。

4月1日の5大政党代表立会演説会。

日比谷音楽堂の会場に集まった有権者。

石橋湛山氏(自由党)

「今日の日本に有利であると思うものを取り上げる、これが自由主義の立場だ…」。

中村高一氏(杜会党)

「不当な搾取をするような経済制度に、断じて同調できない…」。

三木武夫氏(国民協同党)

「国民同志が階級闘争をしていては、日本の解決はできない…」。

犬養健氏(民主党)

「政治、経済に、思い切った大掃除をしなければならない…」。

徳田球一氏(共産党)

「生きていくためには、なんといっても買い出しにいかなければならない…」。

熱心に演説を聞く有権者たち。

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