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強制供米と農村
経済危機突破の非常措置の一環として、政府は、金融、隠匿物資と並んで食糧緊急措置令を、昭和21年2月17日公布し、供出不良な者に対して、強制収用命令を出せるようにした。
2月末日の供米実績は52%に過ぎず、供米期限の3月末日を前に、栃木県では3月16日に、強権発動が開始された。
強制供米に対する反対も強かったが、食糧緊急措置令が、8月の第90臨時議会で事後承認されるまでに、強権供米は、1,189件に上った。
内容:
干葉県香取郡多古町の水田地帯を、牛車に米俵を積んで供出する農民の列。
供米成績表のグラフ(2月末現在5割2分)。
倉庫の壁に「強権発動絶対反対」の張り紙を前に語る、多古町農業会長小川豊明さん
「強権を発動しなくても、自主的に供米は進んでいる。政府の措置は、農村民主化を阻むものだ…」
リヤカーに米俵を積んで、次々に供出する多古町の農民と、米を調べる検査員。
数人の農民にインタビュー
「農具もヤミでなければ買えない。肥料の配給もない…」
麦踏みをする数人の農婦。
黒板に書かれた、麦作に必要な肥料の量と、配給されたわずかな数量。
農業会のからっぽの肥料倉庫と、こわれたくわなどの農具。
強権発動に反対する、関東労働組合協議会伊藤憲一さん
「農村に必要なものを与えないで、強権で米を取り上げるのは反対…」
脱穀機を製造する農機具工場。
肥料工場で硫安を袋につめ、貨車積み作業。
再び伊藤さんの話
「インフレも食糧問題も、労働者と農民が手を握らなければ解決しない…」
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