“喰わせろ！”の叫び　人民大衆の力に吉田内閣動揺

昭和21年5月19日午前10時から、宮城前広場に25万人が参加し、飯米獲得人民大会が開かれた。

民主人民戦線即時結成を決議、食糧不安解決のための上奏文をもって、宮城をはじめ首相官邸へデモ行進をした。

これは各地で続発した、米よこせ運動の一大結集で、食糧メーデーと呼ばれる、この日の動きを速報している。

内容：

宮城前広場を埋めた大群衆と、その中にまじる加藤勘十、徳田球一の各氏。

壇上で「飯米獲得のための法案」の説明をする、鈴木東民食糧民主協議会代表。

壇上から訴える、世田谷区の主婦永野アヤメさん

「切実な願いを町会長はとりあげない…」

「働くだけ喰わせろ！食糧は人民管理へ！…」

のシュプレヒコール。

坂下門に結集するデモ隊と、後退する警官隊。

首相官邸を埋めるデモ隊。

官邸で、林譲治内閣書記官長に談判する、徳田球一氏ら。

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