“自衛権”で論争　第七回國会

第7回通常国会は、各政党の内部対立を裏舞台として始まったが、昭和25年1月23日、吉田首相は、施政方針演説で

「日本の安全保障のために、自衛権は放棄していない…」

と所信を表明し、自衛権論争の口火を切った。

内容：

院内社会党控え室で、呉越同舟の左、右、中間3派の議員たち。

民主党控え室。

連立派から、木村小左衛門氏ら6人のくら替え組を迎え、ビールで乾杯する民主党野党派。

昭和25年1月23日、衆院本会議。

吉田茂首相施政演説

「戦争放棄は、自衛権の放棄を意味するものではない…」

三宅正一氏(社会党中間派)の代表質問

「武力保有を理由づけるものでないことを、明確にせよ…」

野坂参三氏(共産党)代表質問

「将来、防衛同盟を締結する意図があるのではないか…」

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