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1954年(昭和29年) 02月24日公開
造船疑獄ついに政界へ
底知れぬ造船疑獄を追求中の検察当局は、2月16日、自由党副幹事長有田二郎氏の逮捕許諾を国会へ要求。
ついに、この造船疑獄は政界に火の手が上がりました。
問題の人有田代議士は、18日、東京地検へ出頭。
あわてた自由党では、連日、総務会を開き、すったもんだの挙句、22日、ついに逮捕を許諾。
一方、造船汚職の火付け役森脇将光氏が登場。
メモを田中委員長に提出、注目を浴びました。
また、右派社会党の佐竹晴記氏もメモを発表。
相次ぐメモが巻き起こした旋風に、内閣の動揺掩いがたく、緒方副総理は、大磯に吉田首相を訪問、局面打開を協議。
左派社会党では、鈴木委員長が陣頭に立ち、街頭演説を繰り出しました。
23日、改進党中曽根康弘氏が緊急質問に立ち、石井運輸相、大野国務相等、現閣僚にも疑惑がもたれている点などを追求。
事実無根であると言う、両相の反ばくもありましたが、吉田内閣の前途は、益々深刻な様相を帯びてきました。
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