聯合国日本管理理事会開かる

極東委員会の出先機関である、連合国日本管理理事会(対日理事会)の第1回会合が、昭和21年4月5日、東京丸の内の明治生命ビルで開かれた。

対日理事会の構成国は、米・ソ・中・英連邦で、会議の冒頭、マッカーサー元帥が演説し、

「「理事会は、日本における唯一の執行機関であるGHQと、行政責任を分担するものではない」

と述べ、日本占領行政に、対日理事会は干渉するなとの考えを明らかにした。

議長であるマッカーサー元帥が対日理事会に出席したのは、これが最初で最後であった。

内容：

明治生命ビルと、2階会議室の対日理事会に出席し、各国代表と握手するダグラス・マッカーサー元帥。

会議の冒頭で演説するマッカーサー元帥。

マ元帥の演説を聞く、英連邦代表マクマホン・ボール氏、ソ連代表K・デレビャンコ中将、中国代表朱世明中将ら。

傍聴席の米軍人や報道陣。

GHQ経済科学局長のＷ・マーカット少将が議長代理となり、4か国代表との間で議事を進める対日理事会。

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