※この素材はタイムコードをご指定後、別途納品となる素材です。
※使用許諾後、動画編集画面に進み、タイムコードにてカット部分をご指定ください。
※使用の有無にかかわらず、納品時にデータ納品料及び指定タイムコード分の使用料がご請求となる素材です。
一九五一年の回顧
講和の年として期待の中に明けた1951年の足どりを回顧する。
「第3次吉田・ダレス会談」(2月7日総司令部)
総司令部外交局に入るダレス特使、つづいて吉田首相。
この会談で講和内容の合意が成立。
「第1回アジア競技大会」(3月4日~3月11日・ニューデリー)
アジア競技大会開会式で行進する日本選手団。
スタンドのネール首相。
ヤリ投げ、砲丸投げ、女子100メートル競走。
「世界スピード・スケート選手権大会」(2月10日~スイス・ダボス)
第1日500メートルで1位になった内藤晋選手の滑りとベンチの内藤選手。
「三原山爆発」(3月9日)
噴煙。外輪山に達した溶岩流(3月14日)。
「桜木町国電焼失事件」(4月24日)
車窓に噴き出す火炎。
焼失した六三型国電車内。
106人の焼死者の棺。
「皇太后崩御」(5月17日)
皇太后の御遺影。
6月22日豊島岡葬場へ向う御大葬の御馬車。
「マッカーサー解任」(4月11日東京)
4月11日小雨の中、総司令部に入るマッカーサー元帥。
4月16日羽田に向うマッカーサー元帥の車を沿道で見送る大勢の人々。
タラップ上で手をふるマッカーサー元帥。
「リッジウエイ総司令官着任」(4月12日・羽田)
戦闘服で羽田に降り立ったリッジウエイ中将。
4月18日、アメリカ大使館で親衛隊を閲兵するリッジウエイ総司令官。
「朝鮮休戦会談始まる」(7月10日開城)
焼け落ちたレンガの建物。
7月15日ジープで到着し会場へ向うターナー・ジョイ国連軍主席代表と南日共産軍主席代表。
「糸へん不況深刻化」
低調な商品取引所と操業のとまった紡績工場。
特売で混雑する三越デパートの売り場。
「電気料金値上げに主婦ら反対運動」
東京蒲田駅の街頭で署名を集める婦人会。
「共産党に手入れ」(9月4日)
走る武装警官隊。
共産党東京都委員会の建物。
逮捕された細川嘉六参議院議員、川上貫一代議士。
「追放解除」(6月20日、8月6日)
第2次追放解除で返り咲き、8月6日一族にかこまれ乾杯する鳩山一郎氏。
畑に立つ松本治一郎氏。高野山で原稿を書く小林一三氏。
「アナタハンから帰る」(7月3日・羽田)
マリアナ諸島アナタハン島で、昭和26年6月、投降した女性1人を含む日本人20人を羽田空港で迎える人々。
米軍機から降りる帰国者。
「対日講和会議」(9月4日~9月8日・サンフランシスコ)
対日講和会議は1951年9月4日から8日までアメリカのサンフランシスコ市オペラハウスで開かれ、参加52か国中49か国が条約に調印して8日午前11時44分終了した。
このサンフランシスコ会議は条約署名のための会議として運営されたが、当初欠席とみられたソ連・チェコ・ポーランドが出席したため、議事規則をめぐって紛糾したものの、予想外に採択される結果となった。
オペラハウス全景。
トルーマン米大統領の演説。
グロムイコソ連代表の演説。条約に署名する吉田茂首相。
条約正本に署名された日本全権5氏のサイン。
握手するアチソン米国務長官と吉田首相。
会議場に並んだ参加52か国国旗と日章旗。
「靖国神社例大祭再開」(10月18日)
ひるがえる日章旗。靖国神社に参拝する人波。
拝殿で合掌する老母。
「傷い軍人のハンスト」(10月13日・東京)
政府の救済を求め数寄屋橋公園で断食闘争に入った傷い者団体の人々。
「講和・安保両条約批准」(11月18日)
参議院本会議場の採決。
菊の紋章あざやかな批准書。
「ルース台風襲来」(10月14日)
九州の海岸を洗う波浪。こわれた枕崎市の家屋。岩国近郊の山崩れ現場。泥に埋った稲を刈る農民。
「米の統制撤廃ご破算」(11月6日)
「米麦統制撤廃反対」のアドバルーン。
11月6日総司令部でドッジ顧問に4月1日からの統制撤廃を要請する池田蔵相、根本農相、周東安本長官。
混乱する衆議院本会議場(11月8日)。
「社会党の分裂」(10月23日・東京)
浅草公会堂でもみあう左右両派。
ステージ上から絶叫する浅沼稲次郎書記長。
「これをもって閉会します」とのべる右派の人(音声)。
「暮の街」
女剣劇ブームをつくった浅香光代一座の浅草松竹演芸場の舞台。
浅草仲見世の福引交換所で客引き。
新橋駅前馬券売り場の混雑。
「つきない汚職」
夜の赤坂料亭街に並ぶ官庁用4万台ナンバーの高級車。
「東京特別調達局」の看板。
東京通商産業局などの入り口と逮捕された渋谷区長。
「松阪市の大火」(12月16日)
12月16日午後10時40分ごろ、松阪市湊町第2小学校講堂から出火、10メートルの北西の風にあおられて、火の手が拡がり、松阪市の中心街、800戸が全半焼した。
原因はアベックの捨てたタバコの吸殻とみられた。
12月17日線路の両側が焼け野原になった松阪市。
「ダレス顧問来日」(12月10日)
12月12日衆参両院議員パーティで、集団安全保障の必要を力説するダレス顧問。
「インドネシア賠償交渉」
ジュアンダ運輸通信相を団長とするインドネシア賠償使節団が12月15日来日し、直ちに対日講和条約批准の条件として、賠償協定と漁業協定の成立をめざし、交渉がはじまった。
12月23日の賠償会議に並んだ日本側の池田勇人蔵相ら。
あいさつするジュアンダ・インドネシア代表。
「師走のため息」
「歳暮大売出し」のデパートの飾り付け作業。
その下を行く労組のプラカード。
大臣室前に座り込んだ官公庁労組員。
「三越スト」(12月18日)
「十八日・十九日三越三店スト突入」のはり紙。デパート前でもみあう支援労組と警官隊。歳本の人出。
全三越労組は12月18日午前零時から48時間ストに入り、日本初のデパートストとして歳末の話題となった。
会社側はストに参加しない600人と学生アルバイトの泊り込み態勢をとったが、組合側は友好団体2,000人の応援で、日本橋本店・銀座・新宿店の出入り口を固めたため、お客は1人も入れなかった。