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氷上スピードスケート世卋界選手権ソ連へ
1月16日、札幌郊外円山特設リンクで、6カ国19名の選手が参加して、1954年男子スピードスケート世界選手権が開かれました。
日本で初めての世界的競技とあって、数万の観衆が詰めかけ、大会第一日は、500mによって火ぶたが切られました。
日本の高林は、フィンランドのサローネンと対戦。
45秒1の記録で、第3位にくいこみました。
ノルウェーの花形アンデルセンは、日本の浅坂と組んでスタート。
無敵をうたわれたアンデルセンも、浅坂の鋭い追込みに敵し得ず、浅坂は、総合に9位を獲得する健闘ぶりでした。
大会第2日目の1500m。
シルコフ対サクネンコ、ソビエト同士の顔合わせで、シルコフは、柔軟なフォームで油の乗ったスケーティングでサクネンコを圧さへ、2分22秒3で第一位。
続いて行われた10000mは、降りしきる雪中の最悪のコンディションで行われました。
僅かの差で、優勝を争うソビエトのシルコフとゴンチャレンコの白眉の決戦。
世界長距離界の第一人者、若冠22歳のゴンチャレンコは、小柄ながら、弾力に富んだピッチ走法で快心のレースを続け、シルコフを大きく引き離してゴールインしましたが、総合得点では僅かに及ばず、栄えの世界選手権は、シルコフの上に輝きました。
栄光に輝く月桂冠を受けたシルコフ選手は、満場の祝福に応えてリンクを一周。
アンデルセンと新しい王者シルコフの美しい友情に飾られて、2日間に渡る大会の幕を閉じました。
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