衆議院本會議　共産党初登壇　憲法改正案上程

帝国議会始まって以来初めて、昭和21年6月24日共産党の徳田球一氏が登壇し、政府の施政演説について質問した。

25日からは憲法改正案が上程され、本格的審議に入った。

内容：

昭和21年6月24日の衆議院本会議。

戦争犯罪人の徹底的追求と、食糧問題解決について質問する、共産党の徳田球一氏。

「政府が戦争責任者を保護した事実はない…」

と答弁する吉田茂首相。

6月25日の衆議院本会議。

「憲法改正案の議事延期」の共産党志賀義雄氏の動議提案をはかる、樋貝詮三衆議院議長。

議席から

「草案作成にあたって、日本人民全体の意向を忠実に取り入れる用意が政府において欠けている…」

と、動議の趣旨を説明する志賀義雄氏。

憲法改正の根拠を質問する、自由党の北昤吉氏。

6月27日の衆院本会議。

「社会的、経済的見地から見て、憲法改正案は不十分だ…」

と質問する社会党の森戸辰男氏。

天皇制について

「国体の変革ではない…」

と答弁する金森徳次郎国務相。

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