No.CFNH(C)-0257_1
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1945年(昭和20年) 09月22日公開
原子爆弾 広島市の惨害
広島・長崎の原子爆弾による惨状について、天皇陛下は侍従を派遣して被災者を慰問することになり9月1日、永積・久松両侍従が東京を出発した。
内容:
陸軍将校の案内で、比治山から広島市内の原爆による被害を視察する永積寅彦侍従ら一行。
鉄筋コンクリートの建物がわずかに残るほかは焦土と化した広島市街地。
八丁堀の8階建て福屋百貨店の焼けビル、鉄骨ドームを残して崩壊した。
広島県産業奨励館(原爆ドーム)。
広島護国神社の境内に倒壊した鳥居、爆心に近い本川に架かる相生橋の傾いた欄干や電柱とその橋を渡る市民。
爆風で橋脚から橋げたが川に落ちた本川橋と本川の流れ、爆風で押し倒された巨木や電柱と押しつぶされた鉄筋3階建の広島ガス会社の残骸。
倒されて幹だけ黒焦げで残った国泰寺基地の大楠とその隣の窓わくが吹き飛ばされた日銀支店。
爆風でへし曲つたビルの鉄の窓枠、倒れた巨木やばらばらになった骨組みが石垣の上に残った広島城。
防火壁を残して全焼した陸軍幼年学校の焼け跡。