電力の危機つづく
垣常化した電力飢饉は、11月上旬以来特に深刻化し、停電続きで家庭では、ろうそく代がかさんだ。
また電力制限で、主要産業の11月生産高は軒並みに低下し、各企業も経営が行き詰まった。
内容:
繁盛する東京のろうそく屋。
アセチレン灯の暗い照明で製図の勉強をする深川の夜間工業学校生。
福島県猪苗代湖の湖面。
3か月前の落雷で破損したままの発電所のタービン。
タービンを修理する人々。
広島県では降雨なく干上がった帝釈川ダムの神竜湖。
神奈川県の硫安工場昭電川崎工場の内外。
度重なる送電停止のため、材料の山ばかりで作業がストップした鉄工所。